読書 ちょっと早めの老い支度
4年前に母が亡くなって、私はなんだか異常に焦っていました。
何にかというと、自分の老後についてです。
その時私は35歳。独身(今も)。
母とは違って、自分の老後には、夫も子ども孫もいないだろうし、
自分の力で(というかお金で)、生きていかなければならないことを実感したのです。
それから現在まで、焦りは大きくなったり小さくなったりしながら継続しています。
節約に励んだり、個人年金の契約をしたり、NISAで株や投資信託をしてみたり、個人年金の支払いを全額前納してみたり。
私、もがいてますね。
この本「ちょっと早めの老い支度」では、お金の話はほんのちょっとだけです。
家の中の片づけや、近所付き合い、体力づくり、エンディングノートの活用など、老後が目前でない人にも、取り掛かりやすい老後に向けての準備がいろいろあるんだなあとわかりました。
そして、印象的だったのが、ときめきを大切に生きることが未来を明るくするってこと。
焦りや不安で老後の心配しているよりも、今のときめきをたくさん実感することのほうがずっと楽しく取り組める気がします。